T2は、ユーザーが聴きたい音だけに集中することができるよう、3つのオーディオモードを備えています。これらは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)モード、外音取り込みモード、および通常モードの3つです。
T2のANCモードは、外部の騒音を低減し、自分だけの音の世界に完全に没頭できるように作動します。
その一方で外音取り込みモードは、ANCと逆の方法で機能します。周囲の音がより自然な感覚で聞こえやすくなり、自分のまわりの状況を認識することが可能になります。外音取り込みモードをオンにしている間は、イヤホンを外さなくても周囲の状況に注意を払うこと、そして、通話中に自分の声を聞くことができるようになります。
モードの切り替え方
イヤホンは、充電ケースから取り出した際には通常モードになっています。外音取り込みモードも起動していません。左右いずれかのイヤホンのタッチコントロールを2秒間押し続けると、通常モードからANCモードへ、効果音とともに変化します。改めてイヤホンのタッチコントロールを2秒間押し続けると、効果音とともに外音取り込みモードへと変化します。外音取り込みモードのとき、イヤホンのタッチコントロールを2秒間押し続けると、効果音とともに通常モードに戻ります。そのあとは、同じ流れでこれらのモードを循環します。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)の機能の仕方
アクティブノイズキャンセリング機能のメカニズムは、その名の通りと言えます。
T2は、内側と外側に内蔵されたマイクの両方がイヤホンの周囲の音を聞き取ります。ANCが稼動している間は、同時にマイクから聞き取った音と同じ音がスピーカーから向きを逆転して流されます。そうすることで、騒音を相殺する形で低減します。
T2のマイクの機能に関しては、ビームフォーミングマイク機能に関する記事も合わせてご確認ください。
T2のANCは、フィードフォワード技術を使用しています。フィードフォワード技術は、イヤホンの外側にあるマイクを使用して、音を内部プロセッサーに転送します。フィードフォワード技術は、交通機関(自動車、公共交通機関、飛行機)など、静的な低周波音のある環境で最も効果的に機能します。ただし、高周波音(人が話している音など)や不規則な音の場合は、その効果があまり大きく表れない場合があります。
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